おうち時間を楽しむ趣味!手芸刺繍メッセージカードを母の日ギフトに
こんにちは。
ハンドメイド作家のまりーじゅ(marryju shop)です。
もうすぐ母の日。
母の日には贈り物をするという方も多いかと思いますが、新型コロナウイルスの影響で、買い物に行くことが出来ず困っている方も多いと思います。
そこで、おうち時間を楽しむ趣味・手芸で、手作り紙刺繍のメッセージカードを作って、お母様に日頃の感謝の気持ちを届けてみませんか?
紙刺繍のメッセージカードは、文字やデザインを変えれば様々な用途に使うことができます。
最近では、結婚式の招待状アートとしても、紙刺繍は注目されていますね。
しかし、紙刺繍はどのように作り始めればいいか迷っていませんか?
この記事では、ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るのに必要な材料や道具、刺繍の方法を詳しく解説していきます。
まだminneに登録をしていない方は、30秒でminneに登録ができるのでしておきましょう。
»minneのアカウント開設はこちら
針と糸、紙さえあれば簡単に作ることができますので、ぜひ「おうち時間」の趣味で挑戦してみて下さい。
この記事の内容
- ハンドメイドで作る紙刺繍アートについて
- 紙刺繍をするデザインの選び方・描き方
- ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るために必要な材料とその説明
- ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るために必要な道具とその種類
- ハンドメイド紙刺繍をするための下準備
- 紙刺繍をする時の基本ルール
- ハンドメイド紙刺繍メッセージカードの作り方
- ハンドメイド紙刺繍メッセージカードの仕上げ方
- ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るコツ
- ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作る方法まとめ
この記事を書いている私は、ハンドメイドを4年していて、BASEでネットショップの運営やminneやcreemaなどフリマアプリで販売をしています。
また、母が洋裁講師で、子供の頃からハンドメイドに慣れ親しみ、指導を受けながら制作をしています。ハンドメイドが大好きなので、これから始める方のお力になれると思います。
それでは、早速ハンドメイド紙刺繍メッセージカードについて詳しく解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。
1.ハンドメイドで作る紙刺繍アートについて
簡単に、今までとは一味違うメッセージカードが作れる!と、最近密かに話題の紙刺繍アート。
少し前から、結婚式の招待状アートとしても注目され始めました。
日本ではあまり聞き馴染みがない方も多いかもしれませんが、そのルーツは50年ほど前から、ヨーロッパでポストカードに刺繍をして送り合うのが流行ったと言います。
布にする刺繍とはまた違う、柔らかで繊細な雰囲気を出せるのも魅力の一つです。
今回は画用紙に紙刺繍をしていきますが、市販のはがきやポストカードにも刺繍できるのが、ハンドメイド紙刺繍の魅力です。(市販の葉書やポストカードに紙刺繍をする場合、郵送に必要な料金が変わってきますのでご注意ください。)
2.紙刺繍をするデザインの選び方・描き方
ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作る時、一番大切なのはその大きさです。
作りたいメッセージカードの大きさに合わせた刺繍のデザインを選んだり、描いたりしていきましょう。
また、紙刺繍は布にする刺繍と異なり、紙を使用するという性質上「サテンステッチ(一定方向に縫って綿を埋める方法)」ができません。
また、慣れてくるまでは、滑らかな曲線になるように紙刺繍をすることも難しいです。
そのため、刺繍初心者の方は、次のデザインを選ぶと良いでしょう。
①なるべく複雑な線がなく、曲線の少ないデザイン
②縁取りだけで完成するデザイン
今回、この記事では母の日に送るメッセージカードを作成していきますが、このデザインも縁取りだけで済み、複雑な線もありません。
花モチーフの部分に曲線が多く用いられていますが、この部分はこの後述べる「レゼーデイジーステッチ(花びらのようになる方法)」を使用していきます。
初心者の方におすすめのデザインとなっていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
3.ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るために必要な材料とその説明
ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るために必要な材料は、全て100均(ダイソー、セリア、キャンドゥ)で揃います。また、ご自宅にあるものでも構いません。
①画用紙、もしくははがきやメッセージカード等
紙刺繍メッセージカードの土台となります。市販のはがきやカード等でも可。
裏地の処理にも使用しますので、画用紙は必ず準備して下さい。
②お好きな色の刺繍糸
紙刺繍をしたい色の刺繍糸を準備します。写真のように、100均(ダイソー、セリア、キャンドゥ)では何色かセットになって販売しているので便利です。
4.ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るために必要な道具とその種類
ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るために必要な道具は、ほとんどご自宅にあるもので揃います。布にする一般的な刺繍と異なり、刺繍枠等の特別な道具は必要ありません。
①のり
紙刺繍メッセージカードの仕上げに使います。液体のり・固形のりどちらでも大丈夫です。
②マスキングテープ(セロテープ)
紙刺繍をする時、裏で糸を止めるのに使います。セロテープでも代用できますが、貼る場所を変えたい時などに、剥がしやすいほうが便利です。
③針
刺繍針でなくても構いません。紙に刺繍するのに使用します。
④糸切りバサミ
切れ味が劣ってしまうため、紙を切るハサミとはなるべく別にしましょう。
⑤ハサミ
画用紙を切るためのハサミです。
⑥カッティングマット、新聞紙や雑誌等の古紙
紙に穴を開けるときの下敷きとして使います。カッティングマットがなければ、重ねた新聞紙や紙袋でも代用可。
⑦目打ち、画鋲
紙に穴を開けるために使います。少しやりづらいですが、縫い針でも代用可。(ここでも、縫い針を使用しました)
5.おうち時間を楽しむ趣味!ハンドメイド紙刺繍をするための下準備
まず、刺繍したいデザインを見つけたら、それを印刷するかトレーシングペーパー等で紙に書き写します。もしくは、紙に自分でデザインを書きます。
★メッセージカード本体に、直接デザインを書き込んだり、転写シートで書き写しても良いですが、完成した時に下書きが写ってしまうことが多いため、あまりおすすめしません。
紙刺繍するためには、糸を通す穴が必要になります。そのため、線に沿って穴を開けるための印をつけていきます。
次に、デザインにつけた印に沿ってメッセージカードに穴を開けていきます。
紙刺繍をしたいデザインを、メッセージカード本体の上に乗せ、マスキングテープで仮止めします。
作業台が傷つかないよう、カッティングシートや重ねた新聞紙の上で、目打ちや画鋲、針を使って穴を開けます。
★このとき、開ける穴が大きすぎてしまうと完成した時に目立ってしまうので、印をつける程度の大きさで穴を開けるようにします。
6.オリジナル文字やアートで紙刺繍をする時の基本ルール
紙刺繍をしていく時の基本ルールは、「同じ穴を使って刺繍していく」ことです。
布の刺繍と異なり、細かく針を刺して穴を開けてしまうと、紙がちぎれてしまうことがあります。
そのため、一度開けた穴の側には穴を開けず、なるべく同じ穴を使って刺繍していきましょう。
紙刺繍は、上でもお伝えした通り、紙が破れてしまう可能性があるので、細かい模様を刺すものには向きません。基本的な縫い方のみで、紙刺繍を完成させることができます。
今回作る、ハンドメイド紙刺繍メッセージカードでは、3つの縫い方のみで紙刺繍アートを完成させていきます。
紙刺繍の刺し始め・刺し終わり
紙刺繍の場合、厚みが出るとカードとして不便なので、玉留めなどはせずにマスキングテープで止めていきます。
★紙刺繍メッセージカードの、手書きで文字を書く部分には、凹凸にならないようにマスキングテープを貼らないようにします。
紙刺繍の基本的な縫い方(バックステッチ)
①刺したい線の一つ先の穴から針を出します。
②手前の穴に針を入れます。
③繰り返すと、連続した線を描くことができます。
紙刺繍での縫い方ー応用編①ー(レゼーデイジーステッチ)
①花びらの根本から針を出します。
②花びらの先端に、糸で輪っかを作った状態で、再度根本に針を入れます。
★この時、輪っかが花びらの先端より大きく残っているように!
③花びらの先端から針を出します。輪っかを作った部分の内側から針が出るように。
ここで、作りたい花びらの大きさになるように引き締めます。この工程で花びらの大きさが決まるので、丁寧に引き締めましょう。
④作った輪っかの外側から、再度花びらの先端に針を入れます。
★この時、普段の力で引き締めると、花びらが潰れてしまうことがあるので、なるべく優しく引き締めます。
↓失敗例
優しく、丁寧に引き締めると、このように花びらの形になります。
紙刺繍での縫い方ー応用編②ー(フレンチノットステッチ)
①穴から針を出します。
②針に糸を2周巻き付けます。(作りたい玉の大きさに応じて、1回や3回でも可)
③出した穴と同じ穴に針を入れ、引き締めます。
完成すると、こんな感じです。
7.おうち時間を楽しく過ごす!手芸・ハンドメイド紙刺繍メッセージカードの作り方
ここまで、ハンドメイド刺繍メッセージカードの基本をお伝えしました。この基本が分かれば、あとは工程に沿ってメッセージカードに仕立てていきます。
用途に合わせたサイズに画用紙をカットする
今回は、封筒に入るサイズにカットしました。裏地はひとまわり大きくカット。
裏地を見せたくない場合や、市販のはがきで紙刺繍メッセージカードを作る場合は、メッセージカード本体やはがきと同じ大きさで裏地をカットします。
作りたい紙刺繍メッセージカードのデザインに沿って穴を開ける
メッセージカードやはがきの上にデザインを置き、マスキングテープで止めます。
デザインに沿って、目打ちや画鋲、針で穴を開けます。
開けた穴に沿って、紙刺繍をしていく
開けた穴に沿って、デザインと照らし合わせながら紙刺繍をしていきます。
この時、メッセージカードやはがき自体には、線がなく穴しか開いていない状態なので、元となったデザインを確認しながら紙刺繍していくと良いでしょう。
8.ハンドメイド紙刺繍メッセージカードの仕上げ方
最後に、全てのデザインが刺し終わったら、裏側はこんな感じになっているはずです。
このままでは、人に贈ることが出きませんので、画用紙で裏地を貼っていきます。
このように、色違いの画用紙をひとまわり大きいサイズにカットして、あえてさし色として見せるのもおすすめです。
結婚式の招待状の返信用ハガキに紙刺繍をされた方など、大きさはそのままにしたい!という方は、メッセージカードと同じ大きさの画用紙を貼りましょう。
★紙刺繍アートを施したはがきは、普通はがきとしては郵送できませんのでご注意下さい。
9.おうち時間を楽しく過ごす!ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るコツ
これまで、ハンドメイド刺繍メッセージカードの作り方について説明してきましたが、その中でいくつかコツがあるのでお伝えします。
①ハンドメイド紙刺繍メッセージカードを作るときは、始めのうちはなるべく簡素で、縁取りだけでも可愛いデザインを使用する。
②メッセージカードに穴を開けるときは、大きく開けすぎないように注意する。
③実際に紙刺繍をする時には、同じ穴から糸を通す。近すぎる位置に穴を開けない。
④レゼーデイジーステッチで紙刺繍をする時、最後のひと針は優しく丁寧に引き締める。
以上を意識していただくと、可愛いお洒落なハンドメイド紙刺繍メッセージカードが、簡単に作れると思いますので、ぜひやってみて下さい。
おうち時間を楽しく過ごす!母の日ギフト!ハンドメイド紙刺繍メッセージカードの作り方まとめ
いかがでしたでしょうか。
紙刺繍は、布にする刺繍とは異なった質感を楽しむことができます。
また、紙刺繍で作ったメッセージカードは、世界で一つだけの、オリジナルなものです。
心を込めて作った紙刺繍メッセージカードを使って、大切な人へのメッセージを書いてみてはいかがですか?
LINEでは、作品の作り方や販売方法を動画で発信中です↓
*LINE登録特典プレゼント中
・ハンドメイド販売の「顧客対応テンプレート」
・ハンドメイド作品を魅力的に見せる「写真」の撮影機材とテクニック
・お客さまの心を掴む「サンキューレター」の作り方