おうち時間で手作り/不織布マスクを洗わず何回も使うマスクカバー
こんにちは。
ハンドメイド作家のまりーじゅ(marryju shop)です。
新型コロナの影響拡大により、マスクの需要が高まっていますね。中でも使い捨ての不織布マスクは入手が困難で、手作りマスクをハンドメイドしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
手元にある貴重な不織布マスクを賢く上手に再利用する為のアイテムが、今回ご紹介する「手作りマスクカバー」です。
マスクカバーがあれば、使い捨てマスクで肌が直接触れるのは、マスクのゴムだけですので、マスクカバーを洗濯すれば何度でも使えて、長持ちさせることができます。
また、生地にこだわれば、大人でも付けれるおしゃれなものを作れるので、とってもおすすめです。
この記事では、おしゃれな大人用手作りマスクカバーを作るのに必要な材料や道具、作り方を詳しく解説していきます。ぜひおうち時間にチャレンジしてみてくださいね。
この記事の内容
- 使い捨てマスクを洗わずに何度も使える!マスクカバーってどんなもの?
- おうち時間を有効活用!私がマスクカバーを作ろうと思ったきっかけ
- ハンドメイド作家の私がマスクカバーをおすすめする4つの魅力
- 手作りマスクカバーにおすすめの生地(布)の種類とその理由
- ハンドメイド初心者がマスクカバーを作る際に気をつけるポイント
- マスクカバーを手作りしてみよう!おすすめの生地や準備する材料は?
- マスクカバーをミシンで手作りしてみよう!必要な手芸道具や用意するものは?
- おうち時間にミシンで作る!手作りマスクカバーの作り方・レシピを紹介
- 手作りマスクカバーの正しい使い方・ 着用方法
- 手作りマスクカバーは何度も使いたい!長持ちさせる方法は?
この記事を書いている私は、ハンドメイドを4年していて、BASE(ベイス)で自社ネットショップ運営や、minne(ミンネ)やCrema(クリーマ)などフリマアプリで販売しています。
貴重な不織布マスクを有効活用する為の「手作りマスクカバー」をハンドメイドしてみたいとお考えの方の力になれると思います。
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では早速、「手作りマスクカバーの作り方」について解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
使い捨てマスクを洗わずに何度も使える!マスクカバーってどんなもの?
市販されている使い捨てマスクの多くは不織布が採用され、医療用のサージカルマスクと同程度の性能があると言われています。
しかし、正しく使えばウイルス予防の効果が期待できる一方で、あくまで「使い捨て」での使用が基本となります。
そこで最近注目されているのが、マスクカバーです。
使い捨てマスクをマスクカバーに装着して使うと、マスクカバーだけを洗えば何度でも使い捨てマスクが使用できるので、非常におすすめです。
おうち時間を有効活用!私がマスクカバーを作ろうと思ったきっかけ
使い捨てマスクを求めて、薬局でマスクを買い求める人々の映像が、連日のように報道されています。
そこで、少ない貴重な使い捨てマスクをなんとか再利用できないかを考え、最近注目されているマスクカバーを作って、みなさんにご紹介できればなと思いました。
作り方を覚えてしまえば、サイズを変えても作れますので、おうち時間を活用してみなさんもぜひ作ってみて下さいね。
ハンドメイド作家の私がマスクカバーをおすすめする4の魅力
おうち時間が増えていらっしゃる方も多い中、マスクカバーはハンドメイド初心者の方でも簡単に作ることができ、実用的ですぐに使うことができますのでおすすめです。
マスクカバーには主に4つの魅力がありますので、解説します。
使い捨てマスクを洗わずに何度も使えて再利用できる
使い捨てマスクは長時間使用したりすると毛羽立ちを起こしたり、また洗ったりするとウイルス捕集効果が薄れてしまい、着け心地も悪くなってきますね。
マスクカバーを使えば毛羽立ちも起きませんし、洗ったりする必要もないので、何度も使えますので、手持ちの貴重な使い捨てマスクを再利用することが出来ます。
使い捨てマスクと布マスクの良いとこ取りができる
使い捨てマスクは、具体的にはフェルトのように繊維を絡み合わせてシート状にして、何重にも合わせたもので出来ていますので、正しく装着すればウイルスを高効率で捕集する事が出来るという良さがあります。
また布マスクはさまざまな生地(麻・綿・ガーゼなど)が使われており、肌ざわりがとても良いので使い心地が良く、しかも洗って何度も使えるという良さがあります。
マスクカバーは、この2つの良さを組み合わせることが出来るので、マスク需要が高まってきている今、注目されています。
マスクカバーの使い心地が良く、好きなカラー・柄・サイズで作れる
マスクカバーは生地の種類から、お好きなカラーや柄・サイズに合わせて作ることができます。
例えば、会社でマスクの色を白色に指定されている方や、キャラクター柄のものが好きなお子さんなどご家庭によってさまざまかと思いますが、落ち着いた感じのおしゃれなものや、かわいいものなど、使う人に合ったマスクカバーをハンドメイドすることができるので、楽しく作ることができると思います。
型紙もマスク紐も不要!家にある生地でも作れる
布マスクを手作りする際には型紙を作ってそれを使用したり、マスク紐が必要ですが、マスクカバー作りには必要ありません。
また立体マスクのように曲線を縫うのではなく、直線だけで良いですし、ひもを通したりする手間もなく作ることができますので、初心者の方にも安心です。
生地もいろいろな種類があり、おすすめするものもあるのですが、基本的に家にある薄目の生地であれば、どれを使っても作ることができます。
ほかにも、100均(セリア・ダイソー・キャンドゥ)や手芸店(ユザワヤ・トーカイ)、ネット通販(Amazon・楽天・ヤフーショッピング)などでも購入できますので、お好みの生地を探してみてくださいね。
手作りマスクカバーにおすすめの生地(布)の種類とその理由
マスクカバーはさまざまな種類の生地(布)から選ぶことができ、それぞれに特徴があります。
せっかくハンドメイドするし長く使いたい!という方は、生地にこだわって作ってみてはどうでしょうか?
きっと素敵なマスクカバーができると思います。
ここでは、3つほどおすすめの生地についてご紹介しますね。
マスクカバーには麻(リネン)がおすすめ
さらっとした着け心地で、吸湿性と通気性に優れ、吸い取った汗などの水分もすぐに発散してくれる為、夏でも蒸れずに使うことができます。
強度も高く、綿の約2倍の強度があると言われています。
また、汚れが落ちやすくて清潔に保ちやすいので、洗うごとに良く肌に馴染んでくることも特徴です。
マスクカバーには綿(コットン)がおすすめ
吸水性と通気性に優れ、適度な保湿性もあるので、赤ちゃんの肌着としても使われているくらい柔らかい肌ざわりが特徴で、おすすめです。
また天然繊維の中では最も広く使用されており、比較的安価であるため、コスパにも優れている生地です。
マスクカバーにはガーゼがおすすめ
ガーゼは一枚の生地がとても薄く作られており、また柔らかく肌触りがとても良いので、マスク作りにおすすめです。
ただ生地が薄いため、縫う際にずれてしまったりしやすいですので、お裁縫が初心者の方は注意が必要かも知れませんね。
ハンドメイド初心者がマスクカバーを作る際に気をつけるポイント
マスクカバーは簡単に作る事ができますが、いくつか気を付けるポイントがあります。
それは、「水通し」と「アイロン掛け」です。
マスクカバーが完成したあとに、あれ?こんなはずじゃなかった…とならないように、お気をつけ下さいね。
水通しが大事
麻(リネン)や綿(コットン)、ガーゼなどの天然素材の繊維は、水分を含むと縮む性質のものがあります。
水通しをせずに生地を裁断してしまい、いざ完成したら縮んで使い捨てマスクが入らない、なんてこともあるかも知れません。
特にリネンは縮みやすい性質があるので、水通しをすることが大事かなと思います。
水通しは簡単ですのでぜひやってみて下さいね。
今回使用するのは、こちらの麻の素材の生地
柔らかく薄い生地です。
①生地の入る大きめの洗面器などに水をはって、軽く押し洗いするように、水に浸けます。このまま、1時間ほど浸しておきましょう。
②手のひらで押さえるよう(たたくよう)にして水を絞ります。
※雑巾絞りをすると、布目が歪んでしまうためやめましょう。
③生地を中表にして、しわにならないように軽く手で伸ばし、影干しをします。
※直射日光に当てないようにしましょう。色落ちや色褪せの原因になります。
④半乾きになるまで乾いたら、裏からアイロンをかけるか、あて布をしてアイロンをかけていきます。
乾ききってしまった場合や、しわが気になる場合は、霧吹きなどをして生地を湿らせてからアイロンをかけるといいでしょう。
アイロンで織の歪みなどを直しながら、生地を整えます。(地直し)
これで、水通し(地直し)の完了です。
きれいなプリーツを作るにはアイロン掛けが重要
マスクカバーは、中に使い捨てマスクを入れて使いますので、プリーツ(生地を伸縮させるためのゆとりを持たせるひだのこと)が必要になります。
このプリーツは、折り目をきちんと付けてからミシン縫いをすると綺麗に仕上がりますので、少し大変ではありますが、アイロン掛けが重要となります。
実際にどのようにアイロン掛けをしていくかは、作り方をご参照くださいね。
また、使用して洗い終わった後は、プリーツ部分をアイロンがけし直すと、綺麗に使用できますのでおすすめです。
マスクカバーを手作りしてみよう!おすすめの生地や準備する材料は?
- 生地 麻(リネン)
- 糸 (生地にあった色であわせると、仕上がりが綺麗です)
生地はお好みのもので構いませんが、不織布マスクの上に付けますので、通気性の良い生地を選ぶようにして下さいね。
マスクカバーをミシンで手作りしてみよう!必要な手芸道具や用意するものは?
- ミシン
- アイロン
- アイロン台
- 糸切りばさみ
- 裁ちばさみ
- 定規
- チャコペン
- まち針
これらのものが揃っていると便利ですが、ご家庭にある道具を使っても大丈夫です。
またミシンが無くても手縫いでも出来ます。
おうち時間にミシンで作る!手作りマスクカバーの作り方・レシピを紹介
材料や道具が揃ったら、早速作っていきましょう。
①まずは生地を裁断します。
大きさ 38cm × 22cm
(出来上がりサイズ 約18cm × 9cm) ※大人用マスクが入るサイズです。
②裁断した生地を真ん中で折って、アイロンで中心線をつけます。
中心線が付いたら、表を上にして広げます。
③中心線から左右それぞれに山折り(赤線)、谷折り(青線)をして、アイロン掛けをしてプリーツを作ります。
※チャコペンと定規で線をあらかじめ書いておくと、アイロン掛けがしやすくなります。
④プリーツをつけると、このようになります。少し大変ですが、ずれないように綺麗にかけると、仕上がりも綺麗になります。
開くとこんな感じのプリーツになっています。
⑤プリーツが取れないように、まち針を付けたら、端から0.5cmの部分を2箇所、ミシンで縫っていきます。
縫えました♪
⑥裏返しにして、端を1cm折ります。
⑦さらにもう1cm折って、アイロンがけをしましょう。
もう片方の端も同様に行います。
⑧ずれないようにまち針を付けて、折れた内側から約2mmの部分を2箇所、ミシンで縫います。
縫えました♪
⑨そのまま外側が表になるように、半分に折ります。
⑩ずれないように、まち針を付けて、端から0.5cmの部分を、ミシンで縫っていきます。
縫えました♪
⑪縫ったところを袋縫いにするので、縫いしろを割って、アイロンを掛けます。
⑫裏返します。
⑬袋縫いする箇所をアイロンで押さえます。
⑭ずれないようにまち針を付けて、端から1cmの部分を、ミシンで縫いましょう。
縫えました♪
⑮裏返します。(表にします)
⑯アイロンで形を整えて、完成です♪
麻の風合いがおしゃれな、大人のマスクカバーが出来ました♪
プリーツの向きを合わせて入れて下さいね。
プリーツがふんわりと伸びます。
内側もプリーツが開くので、苦しくないですよ♪
こちらで紹介した手作り「マスクカバー」を気に入っていただいた方は、当ショップから購入することができます。
もしよろしければ、ご覧ください。
>>minneのサイトはこちらです
手作りマスクカバーの正しい使い方・ 着用方法
マスクカバーの正しい使い方や着用する方法については、使ったことがない方もいらっしゃるかと思いますので、ご紹介したいと思います。
使い捨てマスクをプリーツの向きが同じになるように、マスクカバーの中に入れて使います。
プリーツの種類は、同じ向きにプリーツができているものと、山のようにプリーツができているものの2種類があります。プリーツのひだが同じ向きになっているものは、プリーツが下を向く面を外側にして、山のような形になっているものは、山側が外側になるようにして入れて下さいね。
手作りマスクカバーは何度も使いたい!長持ちさせる方法は?
マスクカバーを使用した後はウイルスや細菌が付着しているかも知れませんし、保湿性の良い素材の場合は菌の繁殖を促してしまう場合があるので、できるだけ長持ちさせるためにも、正しく洗って清潔に保つことが重要です。
洗い方は、基本的には手洗いの方が生地を傷めないのでおすすめですが、洗濯機を使用しても大丈夫ですよ。
洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れて、デリケート洗いして下さい。乾燥機には入れずに、陰干しして乾かして下さい。
こちらに詳しく載っていますので、気になる方は読んでみて下さいね。
【手作りマスク】家族も清潔で安心!正しいハンドメイド布マスクの洗い方・長持ちさせる方法
新型コロナウイルスの流行で使い捨てマスクが手に入りにくい状態が続く中、ハンドメイド布マスクを作ってはみたけれど「どのように洗ったら良いのかわからない」「せっかく作ったハンドメイドマスクを長く使いたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。今回はハンドメイド布マスクの洗い方や長持ちさせる方法について紹介していきます。
手作りマスクカバー作りのまとめ
最後に、これまでの内容を以下にまとめました。
- 使い捨てマスクを洗わずに何度も使える!マスクカバーってどんなもの?
- おうち時間を有効活用!私がマスクカバーを作ろうと思ったきっかけ
- ハンドメイド作家の私がマスクカバーをおすすめする4つの魅力
- 手作りマスクカバーにおすすめの生地(布)の種類とその理由
- ハンドメイド初心者がマスクカバーを作る際に気をつけるポイント
- マスクカバーを手作りしてみよう!おすすめの生地や準備する材料は?
- マスクカバーをミシンで手作りしてみよう!必要な手芸道具や用意するものは?
- おうち時間にミシンで作る!手作りマスクカバーの作り方・レシピを紹介
- 手作りマスクカバーの正しい使い方・着用方法
- 手作りマスクカバーは何度も使いたい!長持ちさせる方法は
いかがでしたでしょうか?
手持ちの使い捨てマスクが少なくなってきてしまい、不安に感じている方もいらっしゃるかと思いますが、材料や道具さえ揃ってしまえば、素敵なマスクカバーを手作りすることができます。
ぜひおうち時間を活用して、ハンドメイド手作りマスクカバーにチャレンジしてみて下さいね。
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