Written by Marryju Shop

おうち時間でハンドメイド!アロマアルコール消毒スプレーの作り方

ハンドメイド 生活用品・マスク

こんにちは。ハンドメイド作家のまりーじゅ(marryju shop)です。

世界中で、日々蔓延するコロナウィルス。「アルコール消毒や手ピカジェルで予防をしたいけれど、商品がどの店にも売っていない・・」と困っていませんか?

こちらでは、おうちで簡単に作れる「アロマのアルコール消毒スプレー」の材料や、作り方から活用法、保存方法や使用上の注意点まで紹介していきます。

主婦
主婦
家でアルコール消毒を作ってみたいけど、材料や道具は何を用意すればいいですか?
はい!今回はこの疑問にお答えしていきますね!!
まりーじゅ
まりーじゅ

この記事の内容

  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーのメリット
  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーの材料
  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーの作り方
  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーも活用法
  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーの保存方法や注意点

この記事を書いている私は、ハンドメイドを4年していて、自社のネットショップ運営や、ネットショップやフリマアプリで販売しています。

これまで、ハンドメイドアロマコスメ作りのワークショップも開催してきたので、「アロマで作る消臭スプレー」を自分で作って、コロナウィルスの予防をしたい方のお力になれると思います。

では、早速「アロマで作る消臭スプレー」の作り方&レシピについて色々解説していきますので、是非最後まで読んでみてください。

1.エタノールとは

除菌、殺菌用のアルコールでは主にエタノールが最も利用されています。エタノールには、濃度によって次の3種類があります。

  • 無水エタノール
  • エタノール
  • 消毒用エタノール

無水エタノールとは

無水エタノールはアルコール度数が非常に高い(99.5%以上)ので精油を溶かすのに適しています。アロマオイルは水には溶けないため、エタノールを利用してアロマオイルを溶かして薄めます。

アロマオイルは濃縮されたものであるため、原液のままでは直接お肌につけることはできません。

エタノールとは

数あるアルコールの中でも安全性が高く、除菌効果も高いです。

消毒用エタノールとは

特に、除菌に向いているのは「消毒用エタノール」です。エタノールが最も除菌効果を発揮するのはアルコール濃度が70~80%で、消毒用はこの濃度になるよう調整されています。

2.ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーの3つのメリット

それでは、アロマで作るアルコール消毒スプレーのメリットについて、一緒に見ていきましょう。

店頭で欠品していても、お家で作ることができる

コロナウィルスの蔓延で、「アルコール消毒で予防したい」と思っても、薬局をはじめ、どこの量販店でも、何ヶ月も“売り切れ”が続いている現状に、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、材料と道具さえ用意すれば、既製品と同じ効果を期待できるアイテムを、自分で簡単に作ることができます。

必要な材料も、100均や薬局、アロマ専門店など身近にある店舗だけでなく、外出しなくても、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどインターネットで購入できる点も、おすすめできる理由です。

簡単にコスパよく作れる

アロマで作るアルコール消毒スプレーの作り方は、大きく分けて「入れる」「混ぜる」の2ステップだけなので、これまでハンドメイドや手作りをしたことがない方でも、材料と道具さえ揃えてしまえば、簡単に何度でも作ることができます。

スプレーボトルに移し替えれば、携帯しやすいのも魅力。自分の使用する場所や量に合わせて作ることができます。
また、数種類のアロマをブレンドして、好きな匂いにアレンジすることができるのも、手作りのメリットです。

アロマにも消毒効果が期待できる

アロマと言えば、匂いを通してリラックス効果を与えることが有名かと思います。しかしアロマは200種類以上もの豊富で、それぞれに異なる効果があります。

今回、消毒スプレーに用いる、ユーカリやティートゥリーには抗菌作用などが期待できると言われています。そういったことから、アロマは「消毒」という目的にもぴったりなので、アルコール消毒スプレーと相性がとても良いです。

3.ハンドメイドアロマアルコール消毒スプレーに必要な材料を紹介

アロマ消毒スプレーの材料
  • 無水エタノール 50ml
  • 精製水 50ml
  • アロマ(精油)10滴

無水エタノールとは

エタノールは薬局・ホームセンターなどで購入できます。消毒や殺菌として使用されているのは「消毒用エタノール」ですが、アロマオイルが混ざりにくい性質を持っています。

そのため、材料として使うのであれば相性が良い「無水エタノール」がおすすめ。「無水エタノール」は掃除アイテムとしても活用できますよ。

無水エタノールは薬局やネット通販で1500円ほど(500ml)で購入できます。

精製水とは

精製水は、イオン(水に溶けたマグネシウムやカルシウムなどのミネラル)成分や細菌などをろ過や蒸留によって除去した水のことを指します。
水に含まれている不純物や水道水の消毒剤がきれいに除去されるため、精製水ならではのメリットが数多くあります。

不純物が除去されている純度の高い水なので、アロマ消毒スプレーやマスクスプレーなどを作ることができます。
精製水は薬局やネット通販で100円ほど(500ml)で購入できます。

精製水が手に入らない時は、代わりに水道水やミネラルウォーターでもOK!

ただし、水にはミネラルなど不純物が混ざっていて「劣化」を早めてしまいます。
水を使う際には、一度沸騰させて蒸留水にしてから、冷蔵ですぐに冷やすようにしましょう。
一晩冷蔵庫で寝かせてから、翌日作るのがオススメです。
また、もし水で薄める場合は、長期保存はせず、1〜2週間を目安に早く使い切るようにしましょう。

アルコール消毒スプレーに適するおすすめの精油とは

アロマはエッセンシャルオイル(精油)を使いましょう。エッセンシャルオイル(精油)は花や葉といった自然植物の素材をそのまま使用しているので、他に余計なものが混ぜられていないからです。

また、アルコール消毒スプレーとして使用する場合は、殺菌作用や癒し効果が期待できるものがおすすめ。ただこの二つは薄荷系の匂いとなっているので、苦手な人はラベンダーなど好きなアロマと一緒に組み合わせても良いです。

実際に、私がいつも消毒用アルコールスプーとして使用しているおすすめの精油をご紹介します。

  • ユーカリ・ラディアータ・・・クリアで鋭い、体に染み透るような清々しい香りで抗ウィルス作用、抗菌作用があります
  • ティートゥリー・・・フレッシュで清潔感の漂う、やや鋭い香りで抗菌作用があります
  • ラベンダー・・・リラックス、沈静、沈痛作用があるので、ストレスが溜まった時や不安に陥った時、とても効果があります
  • ベルガモット・・・オレンジとレモンの中間で、リフレッシュさせる香りで癒し効果があります

4.アロマで作るアルコール消毒スプレーの道具を紹介

アロマ消毒作成の道具
  • ビーカー100ml
  • ガラス棒1本
  • ガラススプレー容器100ml

ビーカーは材料を入れるのに使用し、ガラス棒で混ぜていきます。容器は完成したものを移し替えるので、スプレーボトルなど用途や量に合わせて使い勝手が良い者を選んでください。

5.ハンドメイドアロマで作る!アルコール消毒スプレーの作り方を紹介

今回は基本として、アロマはユーカリ・ラディアータとティートゥリーのみを使用しています。

【アルコール濃度50%、100ml作る場合】
①ガラスビーカーに無水エタノールを10mL入れます。
アロマ消毒スプレーの作り方
②アロマオイルを10滴程度入れます。
アロマ消毒スプレーの作り方2
③精製水またはフローラルウォーターを40mL入れます。
アロマ消毒スプレーの作り方3
④ガラス棒でよくかき混ぜます。
アロマ消毒スプレーの作り方4
⑤かき混ぜた液体をスプレー容器に入れます。
アロマ消毒スプレーの作り方5
⑥容器のふたをしっかりと閉めて、よく振って混ざったら完成。
材料、作成日などをラベルシールに記載し、スプレー容器に貼ります。
アロマ消毒スプレーの作り方
ビーカーやガラス棒が用意できない場合は、容器に直接材料を入れて混ぜる方法もあります。シェイクする時はしっかり蓋を閉じてください。また容器に入れる時は、ガラス棒を使用し、こぼさないように注意しましょう。

6.アロマで作るアルコール消毒スプレー!保存方法と使用上の注意

これまで、アロマ消毒作成の材料&道具から、実際の作り方をご紹介してきました。続いて、保存方法と使用上の注意もご説明します。

大量には作らずに、約1週間~2週間で使い切るようにする

手作りのスプレーは、既製品と違ってはやく腐敗が進んでいきます。そのため、完成したらできるだけ早く使うようにしましょう。
遮光性のスプレー容器のまま、直射日光のあたる場所、小さなお子様やペットの手の届く所を避け、冷蔵庫などの冷暗所で保管します。

アロマスプレーは劣化しやすいので、保存期間は約1週間~2週間が目安としてください。手作りするときは一度にたくさん作るのではなく、必要に応じてこまめに作っていくようにしてください。

皮膚が弱い人は使わない

エッセンシャルオイル(精油)は純度が高いので、使用する直接皮膚へ塗ることができません。
スプレーとして使用する場合も、基本的には皮膚が弱い人や乳幼児・妊婦・高齢者には使用しない方がよいでしょう。

アルコール消毒は、濡れた状態ではなくしっかり乾いた状態で使用する

手を洗った際、手が濡れたままアルコール消毒液をつけるとアルコール濃度が薄まってしまい、除菌効果が落ちてしまいます。
アルコール消毒後は、しっかり乾かすようにしましょう。消毒液に含まれる水分が残ることで、雑菌が繁殖するケースがあることを覚えておいてください。

アロマアルコール消毒は火の近くでは保管しない

アロマアルコール消毒には、エタノールが含まれているので、火の近くでは保管しないでください

7.アロマで作るアルコール消毒スプレーの使い方

せっかく手作りしたアロマ消毒スプレー。「じゃあどう使うの?」とお悩みの方に、私がおすすめする活用方法を紹介していきます。
使用前には、必ずよく振ってからご利用ください。

マスクスプレーとして使用する

マスク着用前に、マスクの外側へ1回シュッと吹きかけ、マスクを20秒以上よく振って乾かしてから装着するようにしましょう。

内側に吹きかけると肌荒れの原因になってしまうので、ご注意ください。
消毒だけでなく、アロマオイルの匂いがふんわり漂います。

鼻の通りが気になり、口呼吸で乾燥した空気を吸い込みがちな時は、マスクアロマのスチームがおすすめです。メントールの香りが鼻をスーッとさせ、蒸気でしっとり潤います。

ルームスプレーとして使用する

そのまま、空中に向けてスプレーとして使用してください。消毒として殺菌効果だけでなく、自然な香りがお部屋に広がります。
※家具・家電・カーテンなどへのスプレーは、ご注意ください。

プライベートな空間だけでなく、オフィスなど気になるところがあればシュッシュと吹きかければ、予防になるだけでなく癒し効果としても役目も果たせて、一石二鳥です。

ボディースプレーとして使用する

そのまま、腕や首元などにもスプレーしてください。気になる部分があればスプレーをかけるだけで除菌をすることができます。

まとめ

これまで、

  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーのメリット
  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーの材料
  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーの作り方
  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーも活用法
  • ハンドメイドアロマで作るアルコール消毒スプレーで気を付けること

をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

アロマで作るアルコール消毒スプレーの大きなメリットは、材料を混ぜてしまえば簡単につくれるので、手作りに自身がない方もチャレンジしやすいでしょう。

ただ既製品と違って手作りであることから、腐敗の進み具合がはやいので、できるだけ短期間で使いきるようにすることが大切です。その点は注意してください。

コロナウィルス対策をしたくも「アルコール消毒や手ピカジェルがお店に売っていない」「大量に使うので、自分で出来る対策をしていきたい」と考えている方は、ぜひ今回のレシピを参考にして、コロナウィルスの予防をしてみてください。

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