【アベノマスクを簡単リメイク】ポケット付き立体型マスクの作り方
こんにちは。
ハンドメイド作家のまりーじゅ(marryju shop)です。
あなたのご家庭にはもう「アベノマスク」は届いたでしょうか?
まだ届いてないという方も、厚生労働省によると、5月中には配送を完了するとのことです。
マスク不足が続き、不織布マスクも高値で売られている中、布マスクがもらえることはありがたいことです。
しかし、「マスクのサイズが少し小さくて外に付けていくのは恥ずかしいな…」
そんな風に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方のために今回は、アベノマスクをリメイクしたポケット付き立体マスクの作り方をご紹介したいと思います。
今は白ガーゼやマスク紐も、なかなか手に入りにくく、貴重なものです。
せっかくもらったガーゼマスクを自分好みのおしゃれなマスクにリメイクして、このコロナの時期を乗り越えていきましょう。
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この記事の内容
- 【アベノマスク】どうして布製マスクが配布されるの?
- アベノマスクはいつ配布されるの?
- アベノマスクの効力は?新型コロナウイルスにおける使い捨てマスクと布製マスクの効果の違い
- 【アベノマスク】サイズが小さいって評判だけどどのくらいの大きさなの?
- 【アベノマスク】なぜ不評?それは昔のマスク…いわゆる「給食マスク」のデザインだから
- 洗濯して縮むのを防ぐためにするべき下準備/作り直す際のひと手間が大事
- 【アベノマスクを簡単リメイク】マスクのほかに準備する材料は?
- 【アベノマスクを簡単リメイク】ミシンで手作り・必要な手芸道具や用意するものは?
- 【おうち時間で手作り】アベノマスクをおしゃれなポケット付き立体マスクに作り直す方法
- 【アベノマスクを簡単リメイク】布マスクを正しく洗う方法(手洗い・洗濯機)
- 【アベノマスクを簡単リメイク】おしゃれなポケット付き立体マスクの作り方まとめ
「アベノマスクの簡単リメイク方法」でおしゃれなポケット付き立体マスクをハンドメイドしてみたいとお考えの方の力になれると思います。
では早速、「アベノマスクの簡単リメイク方法」について解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
【アベノマスク】どうして布製マスクが配布されるの?
政府より各家庭に2枚ずつ配布される布製マスク、よくアベノマスクと呼ばれていますが、なぜ配布されることになったかご存じでしょうか?
新型コロナウイルスの急速な拡大により、使い捨てマスク(不織布)の需要が高まり、増産体制となったものの生産が追いつかない状況が続いています。
そこで、貴重な使い捨てマスクは、医療関係者の皆さんにに行き渡らせるため、各家庭に取り急ぎ布製マスクの2枚の配布を決定したと言われています。
配布されるアベノマスクを、私たちが上手に長く使うことで、医療関係者の方へ少しでも協力が出来るということに繋がるわけですね。
アベノマスクはいつ配布されるの?
アベノマスクは、政府より各家庭に2枚ずつ配布されていますが、5月中には全家庭に配布されると言われています。
東京都内では4月から受け取った家庭も多く、台東区在住の私は4月末に無事届きました。
アベノマスクの効力は?新型コロナウイルスにおける使い捨てマスクと布製マスクの効果の違い
新型コロナウイルスの感染経路は、現時点で「飛沫感染」と「接触感染」の2種類あると言われています。
飛沫感染は、咳やくしゃみなどにより周囲に飛散したウイルスを含む粒子を、口や鼻などから吸い込むことで感染します。(2mの離隔距離を取れば、防げると言われています。
また接触感染は、ドアノブや手摺りなど、感染者が触れた箇所を自身も触れ、その手で目や鼻、口を触ることにより感染します。
使い捨てマスク(不織布)の方がアベノマスク(ガーゼ)よりも目が細かい為、ウイルス捕集効果はあると言われていますが、現時点では布製マスクも感染者からの飛沫を防ぐ一定の効果があると考えられています。
布製マスクで口や鼻を覆うので、直接手で触れなくなり、接触感染リスクを減らすことにも繋がります。
【アベノマスク】サイズが小さいって評判だけどどのくらいの大きさなの?
今回配布される布製マスクは、縦=9.5cm、横=13.5cmのサイズで、市販品の大人用のマスクと同じ大きさとなります。
ただ、ガーゼマスクの為、洗うと縮む性質があるので、徐々に縮んでいってしまう事が懸念されます。
そのため、よくアベノマスクは小さいとか、大丈夫?といった声もあるようです。
しかし、リメイクする際に、一度解体して水通しをすることで、大幅なマスクの縮みは解消されます。
ぜひ、リメイクする際は水通しも一緒に行うことをおすすめします。
本記事では、水通しと地直しの仕方も写真付きでご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
【アベノマスク】なぜ不評?それは昔のマスク…いわゆる「給食マスク」のデザインだから
せっかくもらえる布マスクですが、残念ながら世間の評判はあまり良くないようです。
それはやはり、少し小さいということと、最近ではプリーツ型や立体型などの機能性や見た目に優れたマスクがたくさん出ている中、平面型の白ガーゼマスクというのにも原因があるのではないでしょうか。
昔っぽい、まるで小学生の頃にしていた「給食マスク」を思い出させるものがありますよね。
そのイメージがあるので、少し恥ずかしいなと感じてしまうのでしょう。だからといって、せっかくもらった貴重なマスクを眠らせておくのはもったいないです。
自分好みにリメイクして、お気に入りのマスクに変身させてみてはいかがでしょうか。
【おうち時間で手作り】アベノマスクをリメイクする4つのメリットは?
ここでは、アベノマスクをリメイクする4つのメリットをご紹介します。
布マスクは使い捨て(不織布)マスクに比べて肌荒れしにくく着け心地が良い
使い捨てマスクを着けていると、肌荒れする、かゆみやかぶれがでてくるという症状が出る方も多いようです。
その原因は人間の呼気に含まれる雑菌と、繊維の硬い不織布による摩擦によって、バリア機能が低下し、肌の乾燥を招くことにあります。
これによって肌トラブルが起きてしまうのです。
それに比べ、政府の配布する布マスクは、ガーゼ素材が使用されており、不織布マスクよりも肌への負担が少なく済みます。
ガーゼは赤ちゃんの肌着にも使われるほど、肌触りの優しい凹凸の少ない素材になりますので、肌荒れしやすい方にはよりおすすめの素材となります。
リメイクすることで使う人に合わせてサイズ調整・アレンジができる
1世帯に2枚の配布となり、同じサイズのマスクなので、使う方によっては大きかったり小さかったりすると思います。
そんなアベノマスクもリメイクすることで、使う人のサイズに調整する事ができますし、他の素材の布やお好みの色・柄の布と合わせる事で、見た目もサイズもアレンジさせることができます。
ちなみに2020年の春夏のトレンドカラーは、アースカラーやナチュラルなカラーだそうです。
生地に迷われた方は、トレンドを意識してもいいですね。
貴重な白ガーゼ生地とマスクひもを無駄なく作り直して手作りマスクができる
新型コロナウイルスが流行するまでは、手芸店(ユザワヤ・トーカイ)やネット通販(amazon・楽天・ヤフーショッピング)などでも簡単に手に入っていた白ガーゼ生地とマスクひもですが、現在ではなかなか手に入らない状況となってしまいました。
そんな貴重とも言える材料が、2枚分配布されるので、無駄なく活用して作り直し、自分だけのマスクをハンドメイドすることができます。
布マスクは洗えるから何回でも再利用できてコスパも良い
布マスクは、使い捨てマスク(不織布)と違い、何度でも洗って何回でも使えるという最大の利点があります。
リメイクをしても、もちろん何回でも洗って清潔に使えるため、マスクが必需品の今、コスパもよくエコでおすすめと言えるでしょう。
洗濯して縮むのを防ぐためにするべき下準備/作り直す際のひと手間が大事
布マスクを使っていていると、洗濯するたびにだんだん縮んできた、という経験がある方もいるかと思います。
綿(コットン)や麻(リネン)は、水分を含むと縮む性質があります。
ガーゼ生地は特に、水通しをしていないと、縮みやすいので、布を裁断する前に水通しをして、生地をあらかじめ縮めておく必要があります。
政府から配られるマスクは、作る段階で水通しをしていないようですので、縫い目をほどき解体したら、水通しをしましょう。
またその後は、アイロンで生地の歪みを直す地直しもしていきましょう。
<水通しが必要な生地>
- 綿(コットン)
- 麻(リネン)
<水通しがいらない生地>
- 化学繊維(ポリエステル、レーヨン)
- 絹(シルク)
- 毛(ウール)
- 毛足の長い生地
これらは、水通しをせず、裏からアイロン充ててしわを伸ばす程度で大丈夫です。
布マスクの水通しの方法
①アベノマスクを解体する
はさみで糸を少しずつ切りながら、糸をほどいて、1枚のガーゼと2個のマスクひもに分けていきましょう。
②ガーゼを水に浸し、1時間程放置する
ボールなどの桶に水をはって、じゃばら折りにしたガーゼ生地を水にしっかりと浸します。
この時、ガーゼマスクに合わせる別の生地があれば、それも一緒に浸しておくといいでしょう。浸したら1時間ほど放置します。
③水を切り、しわを伸ばして干す
時間が経ったら手で叩くようにして水を切り、直射日光を避けた風通しのいい場所で、半乾きの状態になるまで、乾かします。
※雑巾絞りは布目が歪んでしいますのでやめましょう。
④アイロンをかけて地直しする
半乾きになったら、布目を整えながら、アイロンをかけていきます。斜めにかけると歪んでしまうので、縦横の布目に沿ってかけていきましょう。
もし、生地をしっかり乾かしてしまったら、スチームアイロンや霧吹きなどをして、アイロンをかけるといいでしょう。
これでリメイクし直す際の下準備(水通し・地直し)の完了です!
【アベノマスクを簡単リメイク】マスクのほかに準備する材料は?
準備する材料
- 表地(約30cm×15cm以上)
- 裏地(アベノマスクの白ガーゼを使用)
- マスクひも2本(アベノマスクを使用)
- 糸
今回は、出来上がりサイズ約18cm×12cmの女性用立体マスクの大きさで作っていきます。
表地は好きな布を使って頂いて構いません。綿(コットン)や麻(リネン)の薄手の生地が通気性がよくおすすめです。少し薄いですが、裏地の残りの白ガーゼでも作ることが出来ます。マスクひもは、いったんほどいておきましょう。
【アベノマスクを簡単リメイク】ミシンで手作り・必要な手芸道具や用意するものは?
ミシンで手作り・必要な手芸道具や用意するもの一覧
- ミシン
- アイロン
- アイロン台
- 紙
- 鉛筆
- 定規
- チャコペン
- 裁ちばさみ
- 糸切ばさみ
- ゴム通し
- まち針
これらの手芸道具が揃っていると便利ですが、おうちにあるものを代用して頂いて構いません。
ゴム通しはヘアピンや安全ピンなどでも代用できますよ。
【おうち時間で手作り】アベノマスクをおしゃれなポケット付き立体マスクに作り直す方法
材料の下準備や手芸道具が揃ったら、早速、アベノマスクをポケット付き立体マスクに作り直していきましょう。
①こちらが女性用立体マスクの型紙になります。測りやすい長さにしたので、良ければ参考にしてみて下さい。
表地と裏地は、表地の横3cm分が多いだけで、その他のサイズやカーブは一緒です。
型紙を書いたら、切り抜いておきましょう。
②まず裏地から説明していきます。
ガーゼを半分に折ります。裏地は薄いため、2重にしたいと思います。
③もう半分に折ります。
④裏地の型紙をガーゼにのせて、チャコペンで型紙に沿って線を書いていきます。
⑤線を書いたら、ずれないようにまち針で留めてカットしておきましょう。
⑥表地を説明します。表地は1重で作りたいと思います。
表が内側になるよう(中表)にして、半分に折ります。
⑦裏地同様、表地の型紙を置きチャコペンで線を書いたら、まち針で留めてカットしていきましょう。
⑧カーブの所を表地、裏地同様に縫い代1cmで縫っていきます。
中表のまま、まち針を留めなおし、ミシンで縫いましょう。
裏地は4枚重ねて縫いますよ。
⑨縫えたら、縫い目を切らないように、1cm間隔で切り込みを入れていきます。これをすることでカーブのところでも、きれいに縫い代を割ることができます。
⑩アイロンで縫い代を割って、押さえていきます。表地、裏地両方ともしましょう。
⑪表地裏地とも、割った縫い代の上を2本ずつ縫ってステッチをかけます。中心から2~3㎜を縫っていきましょう。これをすることで、型崩れしにくくなり、中にフィルターなどを入れた時も縫い代が寄れにくくなります。
布がもたつかないように、布を左右に軽く引っ張りながらかけると、きれいに縫いやすいです。
表から見るとこのように縫えました。
⑫裏地の両端を約7㎜程で一回折ります。
⑬もう一回7㎜で折ります。(3つ折りになります。)
⑭折った部分をアイロンで押さえます。
⑮折った内側から2~3㎜をミシンで両側縫っていきます。
⑯表面が向かい合わせになるように、表地裏地を重ねます。
表地裏地の上下が逆さまにならないように、気を付けて重ね合わせてください。
⑰縫い目がぴったりと重なり合うようにしたら、まち針で留めましょう。
⑱ずれないようにまち針で留めたら、縫い代1cmで上下を縫います。
⑲縫えたら横から指を入れて、裏返します。
⑳アイロンで、縫い目の部分を押さえていきます。
まずは、縫い目の上を押さえます。一度押さえることで、布がきれいに分かれやすくなります。
㉑次に重ね合わせて、押さえていきます。
㉒端のひもを通す部分も1cmで折って、アイロンで押さえていきます。
㉓アイロンで押さえた部分を端から2~3㎜で縫っていきます。
㉔ひもを通す部分を縫っていきます。
まず1cmで折ります。
㉕次に1.5cmで折ります。裏地にかぶらないように折りましょう。
折れたらアイロンで押さえておきます。
㉖折った部分の内側から約2~3㎜を縫います。
㉗ひもをゴム通しで通し、玉結びします。
使う人のサイズに合わせて、糸の長さは調節してください。
㉘結び目を布の内側に入れ込みます。
入れづらかったら、ゴム通しなどで押し込むようにすると入りやすいのでおすすめです。
完成です。
白ガーゼは肌触りが良いので、着けていても気持ちがいいですよ。
中に不織布や使い捨てマスクなどが入れられます。
ワンポイントで右下にお花とビーズを着けてみました。
アクセントになりますし、上下がわかりやすくなっておすすめです。
アベノマスクをリメイクで有効活用することができました。
【アベノマスクを簡単リメイク】布マスクを正しく洗う方法(手洗い・洗濯機)
厚生労働省によると、布マスクは手洗いで押し洗いすることを推奨しています。
1日1回、汚れがついたらその都度洗濯するといいでしょう。洗濯機でもいいですが、その際は洗濯ネットに入れて洗いましょう。
漂白剤をしようすることは可能ですが、柔軟剤の使用は避けた方が良いそうです。
乾燥機は使わず、陰干しで自然乾燥させましょう。
こちらはガーゼ生地の洗い方・長持ちさせる方法について写真付きで詳しく載っていますので、気になる方は読んでみてくださいね。
【手作りマスク】家族も清潔で安心!正しいハンドメイド布マスクの洗い方・長持ちさせる方法
新型コロナウイルスの流行で使い捨てマスクが手に入りにくい状態が続く中、ハンドメイド布マスクを作ってはみたけれど「どのように洗ったら良いのかわからない」「せっかく作ったハンドメイドマスクを長く使いたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。今回はハンドメイド布マスクの洗い方や長持ちさせる方法について紹介していきます。
【アベノマスクを簡単リメイク】おしゃれなポケット付き立体マスクの作り方まとめ
最後にこれまでの内容を以下にまとめました。
- 【アベノマスク】どうして布製マスクが配布されるの?
- アベノマスクはいつ配布されるの?
- アベノマスクの効力は?新型コロナウイルスにおける使い捨てマスクと布製マスクの効果の違い
- 【アベノマスク】サイズが小さいって評判だけどどのくらいの大きさなの?
- 【アベノマスク】なぜ不評?それは昔のマスク…いわゆる「給食マスク」のデザインだから
- 洗濯して縮むのを防ぐためにするべき下準備/作り直す際のひと手間が大事
- 【アベノマスクを簡単リメイク】マスクのほかに準備する材料は?
- 【アベノマスクを簡単リメイク】ミシンで手作り・必要な手芸道具や用意するものは?
- 【おうち時間で手作り】アベノマスクをおしゃれなポケット付き立体マスクに作り直す方法
- 【アベノマスクを簡単リメイク】布マスクを正しく洗う方法(手洗い・洗濯機)
いかがでしたでしょうか?
政府からもらった布マスクをリメイクして、ぜひポケット付き立体マスクを手作りしてみてくださいね。
この作り方でしたら、新しく布を足せば、1枚のアベノマスクから2枚のポケット付き立体マスクを作ることができますので、洗い替えや家族分にたくさん作ってもいいですね。
おうち時間でチャレンジすると、気分転換にもなるのでおすすめです。
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