【古着を簡単リメイク】いらない服を活用した夏用立体マスクの作り方
こんにちは。
ハンドメイド作家のまりーじゅ(marryju shop)です。
だんだん蒸し暑い夏が近づいてきていますが、マスクはまだまだ必需品のようです。
使い捨ての不織布マスクも店頭で見かけるようになってきましたが、夏は暑く着け心地もあまり良いものではありません。
マスクを手作りされる方も増えていますが、夏用の素材を使えばより快適にマスクを着用できます。
また「あまり着ないけど捨てるのはもったいない」
という服は、家の中を見渡せば意外とあるかと思います。
いらなくなった古着をマスクにリメイクしてしまえば、ほぼコストがかからずエコに作れるのでおすすめです。
本記事では、いらなくなった服などの生地を有効活用した「夏用立体マスク」について詳しくご紹介していきます。
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この記事の内容
- 【手作りマスク】古着でリメイクをおすすめする理由
- 【ハンドメイドにおすすめ】夏マスクに適した涼しい素材
- 【家にあるものでアレンジ】手作りマスクで準備する材料や必要なもの
- ミシンでハンドメイドする場合/必要な手芸道具や用意するもの一覧
- 【おうち時間にハンドメイド】古着で夏用立体マスクの作り方
- 【古着を簡単リメイク】いらない服を活用した夏用立体マスクの作り方まとめ
この記事を書いている私は、ハンドメイドを4年していて、BASE(ベイス)で自社ネットショップ運営や、minne(ミンネ)やCrema(クリーマ)などフリマアプリで販売しています。
古着を有効活用し、「夏用立体マスク」をリメイクしたい、とお考えの方の力になれると思います。
では早速、「いらない服を活用した夏用立体マスクの作り方」について解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
【手作りマスク】古着でリメイクをおすすめする理由
マスクを手作りしてみようと思っているあなたに、古着でリメイクするメリットを3つご紹介します。
不要不急の外出なし/材料を買いに行く手間が省ける
マスクを作るとなるとまずは生地を買いに行かなければなりませんが、家にあるもので作れば、その手間を省くことが出来ます。
新型コロナウイルスによる外出規制は緩和されつつありますが、まだ少し人の多い町中に出かけるのに不安があるのが、正直なところだと思います。
人混みへの外出を控えることは、ウイルス予防にとって効果的ですので、もし生地に迷ったら、まずは家にあるいらない服を使って、マスクを手作りしてみるのも良いと思います。
買いに行く手間もマスクを作る時間に充てられますので一石二鳥です。
水通し不要ですぐ手作り/着まわしたものなら肌に優しい
新品の生地を購入して作る場合、まず水通しという下準備をしなければなりません。
生地にもよりますが、リネン(麻)やコットン(綿)は水分を含むと縮んでしまう性質があるため、生地を裁断する前にあらかじめ水に浸し、縮めておく必要があります。
しかし、着まわした服であれば、洗濯をして何度も水に触れているわけですから、水通しする必要がありません。
作りたいと思ったときにすぐに制作が始められるのは、やる気も持続しておすすめです。
さらに洗濯を繰り返すことで、生地もやわらかくなっていますので、肌にも優しいです。
大人用も子供用もコストがかからずリメイク/手軽にハンドメイドを楽しめる
おうちにある材料でマスクが作れるということは、材料費がかからないことが大きなポイントです。
さらに、男性用のシャツを使えば生地も多く取れるので、大人用から子供用までたくさんのマスクを作ることが出来ます。
新品の生地を買って作るとなると、初心者の方だと少し身構えてしまうかも知れませんが、おうちにあるいらない服を使えば、気軽にハンドメイドが始められると思います。
ぜひ軽い気持ちでマスク作りを楽しんでみてください。
【ハンドメイドにおすすめ】夏マスクに適した涼しい素材
せっかくマスクを作るなら、夏でも快適に着けられる涼しい素材がおすすめですので、ご紹介します。
通気性・肌触りが良いガーゼ生地/赤ちゃんのスタイやおくるみ
マスクの定番のガーゼ生地はやはり、通気性や肌触りも良くておすすめの生地です。
子供が赤ちゃんの頃に使っていたスタイやおくるみ、肌着、ガーゼハンカチなどは、可愛い柄も多いので、子供用マスクには特に良いでしょう。
口に触れる内側の部分だけ、ガーゼ生地を使っても良いと思います。
私も自分の子供が小さい頃着ていたガーゼの肌着をマスクにしてみましたが、肌触りも良く子供も気に入って付けています。
こちらには以前ガーゼ生地を使用したマスクの作り方が載っていますので、気になる方は読んでみてください。
【手作りマスク】家族も清潔で安心!正しいハンドメイド布マスクの洗い方・長持ちさせる方法
新型コロナウイルスの流行で使い捨てマスクが手に入りにくい状態が続く中、ハンドメイド布マスクを作ってはみたけれど「どのように洗ったら良いのかわからない」「せっかく作ったハンドメイドマスクを長く使いたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。今回はハンドメイド布マスクの洗い方や長持ちさせる方法について紹介していきます。
古着に見えないおしゃれさ/ジーンズやリネンシャツ
家にデザインが古くなったりして着なくなったジーンズやリネンシャツがあれば、ぜひマスクにリメイクしてみてください。
デニム生地は使い込んだ感じがかっこよく丈夫ですし、リネンも使い込むほど、くたっとして柔らかくなり心地よい肌触りになります。
デニムの場合は、表地は薄目のデニム生地、口にあたる部分は綿やガーゼなどが良いでしょう。
リネンの場合は、生地が薄すぎる場合は、何枚か重ねてお好みの厚さにしてください。
こちらには以前デニム生地とリネン生地を使用したマスクの作り方が載っていますので、気になる方は読んでみてください。
夏の定番肌着/ユニクロのエアリズム
ユニクロから6月19日に「エアリズムマスク」が発売されました。
細菌や花粉などの粒子、紫外線などもある程度カットし、汗ばんでもサラサラとした肌触りのようです。
非常に注目を集めており、すでに品切れとなり入荷待ちの状況となっています。
そんな人気のエアリズムを自分でマスクにリメイクしてみるのも良いでしょう。
汗をかいてもさらっとして張り付かないので、暑い夏にはぴったりです。
ただし、エアリズムは生地がサラサラで伸縮性もあるので、カットや縫い合わせるのが少し難しいです。
縫うときは、まち針やクリップで細かく留めたり、内側をエアリズムの生地、表地は別の生地を使ったりと、工夫しながら作ってみると良いでしょう。
もったいなくて捨てられない/お気に入りのTシャツ・浴衣・甚平
もったいなくて捨てられない服や、季節ものの浴衣や甚平は、案外きれいな状態でクローゼットに眠っていませんか?
服のロゴマークやプリントなど、自分が目立たせたい柄がある場合は、マスクの出来上がりを想像しながら裁断するといいでしょう。
浴衣や甚平は、夏らしい柄で涼しい素材が多いので、夏にぴったりのマスクになるでしょう。
せっかく作るなら自分のお気に入りの服で作れば、愛着の湧くマスクになると思います。
伸縮性があり乾きやすい/着け心地が良い水着生地などのストレッチ素材
最近では水着素材のマスクも多く発売されています。
スポーツメーカーのミズノ(MIZUNO)が発売した「マウスカバー」は即日完売したそうです。
水着生地はストレッチ性が高いため、顔にフィットしやすく、耳にかけても痛くなりにくいです。
また、速乾性があり、繰り返し洗っても丈夫なのが魅力です。
手作りする場合、水着生地は耳にかけるゴムひもの部分も一体化にしても作ることができるので、マスクひもを探さなくても良いのもポイントです。
子供のサイズアウトした水着があれば、作ってみるのもおすすめです。
今回は写真のスポーツウェアを使用して、実際に手作りマスクを作っていきたいと思います。
【家にあるものでアレンジ】手作りマスクで準備する材料や必要なもの
今回は家で10年程タンスの肥やしになっていた、「ストレッチ素材の夏用スポーツウェア」をマスクにリメイクしたいと思います。
また、購入したけれど一度も履いていなかった「タイツ」を使用して、マスクひもを作ります。
リメイク手作りマスクで準備する材料
- 着なくなった古着(ストレッチ素材)
- タイツやストッキング
- 糸
※ストレッチ素材の生地を使うので、伸縮性のある「ニット用ミシン糸」を使用します。
ミシンでハンドメイドする場合/必要な手芸道具や用意するもの一覧
続いて、ミシンで手作りする際に必要な手芸道具や用意するものを紹介します。
- ミシン
- アイロン
- アイロン台
- 薄い紙
- 鉛筆
- 定規
- チャコペン
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- 糸通し
- まち針
・ミシン
※針もニット用ミシン針を使うと、縫いやすいです。
・アイロン
※アイロンはストレッチ素材の場合、基本的には避けた方がいいです。
服についている洗濯表示ラベルで確認しましょう。どうしてもかけたい場合は、あて布を必ずしましょう。
【おうち時間にハンドメイド】古着で夏用立体マスクの作り方
使う古着や道具が揃ったら、早速作っていきましょう。
こちらでは、使い捨てマスクやフィルターも入れられるマスクカバーの作り方でご紹介します。
①型紙を切り抜きましょう。
測りやすいサイズに型紙を作りましたので、良ければ参考にしてみてください。
今回は、少しスポーティーな形で考えました。
(大人用立体マスクカバー出来上がり寸法:約20㎝×13㎝)
②型紙に沿って表地2枚、裏地2枚を切り抜きます。
どちらも左右対称になるように切り抜きましょう。
ポイント・・使いたいロゴや柄がある場合、出来上がりをイメージして切り抜きましょう。
使いたい部分が端っこ過ぎると、縫い代で隠れてしまいますので、ある程度真ん中にくるようにするのがおすすめです。
今回は表地はロゴと柄が見えるように切り抜き、裏地は脇に使用しているメッシュの部分を切り抜きました。
③表地裏地とも、生地を中表(内側が表同士)になるようにしてまち針で留めて、縫い代0.5㎝で縫います。(赤点線部分)
縫い終わったら、縫った曲線に沿って、縫い目を切らないようにおよそ1㎝間隔に、はさみで切り込みを入れておきましょう。(黄線部分)
④生地を広げ、切り込みを入れた縫い代を左右どちらか片方に倒し、中心から約2㎜でステッチをかけて押さえます。(写真は左側に倒しています。)
ポイント・・ニット生地は少し縫いずらいです。生地がたるまないように手で軽く伸ばしながら、ゆっくり縫っていきましょう。
それでも難しい方は、ここの工程は省いて頂いても構いません。
⑤裏地の両端を約7㎜で三つ折りにして、折った内側から約2㎜で縫います。
⑥表地と裏地を中表にして重ねて待ち針で留めます。
上下が逆さまにならないように気を付けましょう。
ポイント・・始めに縫った表地と裏地の縫い目(黄緑点線)を合わせて、まち針で留めましょう。
留めたら縫い代約1㎝で上下とも縫いましょう。
⑦横の空いている部分から表に返したら、上下の折った部分を縫い代約2㎜で縫います。
ポイント・・裏地が表から見えてしまうとかっこ悪いので、縫う時に少しだけ裏地を内側にして縫うときれいに見えます。(縫う時、表地が約1㎜見えるくらいが良いです。)
⑧ひもを通す部分を縫います。
両端を3つ折り(出来上がりの幅は約1~1.5㎝)にしたら、折った内側から約2㎜で縫いましょう。出来たらマスクカバーの完成です。
使い捨てマスクを入れたら、このまま使用できます。
タイツでリメイクするマスクひもの作り方
タイツからマスクひもを作る方法もご紹介します。
①タイツの足の部分を横にカットします。
②約2㎝でカットします。大体で構いません。
③手で引っぱって伸ばすと、クルクルと丸まってゴムひものようになります。
ポイント・・もしクルクルと丸まらない場合は、タイツを横ではなく、縦に切って、手で伸ばしてみてください。
(私が試した場合、縦では丸まらなかったのですが、横にしたら丸まりました。タイツによって変わってくるのかもしれません。)
出来上がったマスクひもを、ゴム通しでマスクに通して、結び目を内側に入れたら立体マスクの完成です。
タイツで作ったマスクひもは結構伸びるので、短めでも大丈夫だと思います。
使う人のサイズに合わせて結んでください。
伸縮性があるので顔にフィットしやすく、着け心地も軽いので、夏にはちょうどいい素材だと思いました。
使い捨てマスクなども入れられるので便利です。
【古着を簡単リメイク】いらない服を活用した夏用立体マスクの作り方まとめ
最後に、これまでの内容を以下にまとめました。
- 【手作りマスク】古着でリメイクをおすすめする理由
- 【ハンドメイドにおすすめ】夏マスクに適した涼しい素材
- 【家にあるものでアレンジ】手作りマスクで準備する材料や必要なもの
- ミシンでハンドメイドする場合/必要な手芸道具や用意するもの一覧
- 【おうち時間にハンドメイド】古着で夏用立体マスクの作り方
いかがでしたでしょうか?
捨てようか迷っている服があれば、人出の多い場所への外出を避けて、気軽に夏用マスクのハンドメイドにチャレンジできます。
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