BASEでハンドメイド販売の際に開業届は必要?確定申告など解説
こんにちは。
ハンドメイド作家のまりーじゅ(marryju shop)です。
ハンドメイドアプリなどで作品を販売する他に、BASEのような無料でネットショップを運営できるサービスを利用することもできます。
その際に、BASEのネットショップは個人で運営するので、ショップを開設する前に開業届などを提出する必要があるか悩む方も多いでしょう。
そこでこの記事ではBASEを利用するなど、個人事業主になる際に必要な届出を知りたい方のために、書類の種類や確定申告に必要な会計ソフトなどをご紹介します。
本格的にハンドメイド作品を販売したいと考えている方は、参考にしてみてください。
この記事を読むことで、
- BASEを利用するハンドメイド作家が開業届を提出する必要性を理解できます
- 個人事業主がBASEで販売するにあったて必要な届出の書類を確認できます
- BASEでハンドメイド販売を始めたばかりの方でも確定申告について理解できます
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それでは、BASEでハンドメイド作品を販売する際、個人事業主に必要な届出や確定申告について解説をしてきます。
この記事の内容
- BASEなどの個人事業主が確定申告対象者になる所得金額などを解説
- 個人事業主が確定申告をしないとどうなる?申告の種類やメリットなど紹介
- 開業届などの届出はハンドメイド作家がネットショップBASEで販売する際に必要?
- BASEで販売するハンドメイド作家など個人事業をする際に提出が必要な届出
- 個人事業主として活動するハンドメイド作家などが確定申告する際の流れ
- BASEなどを利用する個人事業主が簡単に確定申告できる会計ソフトを紹介
- BASEの個人事業主が確定申告する際に使用する会計ソフトの選び方を解説
- BASEでハンドメイド販売の際に開業届は必要?確定申告など解説まとめ
この記事を書いている私は、洋裁講師歴25年の母の指導の元、ハンドメイド製作、BASEで自社のネットショップ運営や、minneやcremaなどフリマアプリで4年販売しています。
BASEでも、ハンドメイド作品や、アパレルの販売をおこなっておりますので、「BASE販売のショップランキング」について知りたい方の力になれると思います。
BASEなどの個人事業主が確定申告対象者になる所得金額などを解説
個人事業主になると自分で確定申告をしなければなりませんが、所得がどのくらいで確定申告が必要か悩む方も多いでしょう。
そこで、確定申告の対象者と対象にならない場合を解説しますので、ハンドメイド作品を販売している方などは参考にしてみてください。
BASEのハンドメイド販売で所得を得ている個人事業主が確定申告対象者になる場合
確定申告が必要な場合、所得金額などは以下の通りです。
会社に属さず、個人事業主として活動しているハンドメイド作家の所得が38万円以上あると、確定申告をしなければなりません。
パートなどの本業とは別に、副業で作品を販売している方の場合は、所得が20万円を超えると対象者になります。
所得は売り上げから経費を引いた金額になるので、計算する場合は注意しましょう。
BASEネットショップなどの所得が少なく確定申告の対象者にならない場合
次に確定申告をする必要がない場合は、以下の通りです。
副業の方は、所得が20万円に達しなければ確定申告をする必要はありません。
しかし、申告しなくても仕入れや販売した際の領収書など経費の証明になる書類は、捨てずに保管しておきましょう。
個人事業主が確定申告をしないとどうなる?申告の種類やメリットなど紹介
確定申告が必要なのに申告を怠ると、追加で税金を払う罰則が課せられます。
さらに確定申告には主に2種類あり、それぞれ特徴があるので個人事業主は理解しておくようにしましょう。
確定申告が必要なのに怠った場合の罰則を解説
所得があり確定申告が必要なのに怠った場合、「無申告加算税」や「延滞税」を支払わなければなりません。
「無申告加算税」は税金が50万円までの場合と、それ以上の場合で加算される税額が異なります。
それぞれ納めなければならない税金に15%、20%を掛け算した金額を支払わなければなりませんが、調査される前に自己申告をすると5%に減額されます。
これに対し、「延滞税」は期限以内に税金を納めなかった場合に、日割りで加算される税金です。
計算する場合は、納付すべき税金に延滞税の割合と完納までの日数を掛けましょう。
個人事業主が確定申告をする際に節税などができる青色申告
個人事業主で所得が多く、節税をしたいと考えている方は青色申告がおすすめです。
ハンドメイド作家などが、青色申告にすると得られるメリットやデメリットは下記の通りです。
メリットの1つである償却資産は、土地や家など以外に事業で使用する有形資産のことを言います。
ハンドメイド作家であれば、作品を撮影するための一眼レフやパソコン、ミシンなどが当てはまり、こちらを購入した際30万円未満であれば1度に経費にすることが可能ということです。
青色申告は節税ができますが、初めての方だと申告が大変な上、下記で紹介する「所得税の青色申告承認申請書」を事前に提出し承認を得ないと、青色申告はできません。
開業届と一緒に提出するので、個人事業主になる場合は、事前に青色申告にするかを検討しておきましょう。
簿記の知識がなくても簡単に確定申告ができる白色申告
次に、白色申告のメリットとデメリットを解説します。
青色申告と比較し、どちらにするか検討してみてください。
白色申告は複雑な申請をしなくてもよく、初めての方でも帳簿付けが簡単です。
特に簿記の知識がなくても記入項目が少ないので、ハンドメイド販売を始めたばかりの方でも申告がしやすいでしょう。
開業届などの届出はハンドメイド作家がネットショップBASEで販売する際に必要?
基本的に個人でネットショップのような事業を始めたのであれば、開業届などを提出しなければなりません。
ハンドメイド作家もそれは同じなので、本格的に事業として活動したい方は提出しましょう。
しかし届出をしてしまうと、これまで配偶者の扶養に入っていた方は抜けなければならないなどの欠点もあります。
必ず提出しなければならないものではなく義務なので、ハンドメイド作品の販売が軌道に乗ってからもで遅くはないでしょう。
BASEで販売するハンドメイド作家など個人事業をする際に提出が必要な届出
続いて、ハンドメイド販売など本格的に事業を始める際に、提出が必要な書類をご紹介します。
BASEなどを利用し個人で販売を考えている方は、下記で確認してみましょう。
「開業届」はBASEでハンドメイド販売など個人事業で所得がある際に提出する書類
職業や屋号などを記載し、個人事業などで所得がある事を税務署に通知するための書類が「開業届」です。
記載する職業で税率が変わり、正式には「個人事業の開業、廃業等届出書」と言います。
事業を始めてから1ヶ月以内に提出するすることが推奨されていますが、出さなくても罰則はありません。
しかし、開業届を出すと確定申告の際に青色申告特別空除ができたり、法人用の銀行口座を開設できたりとメリットがあります。
BASEを運営する際に「開業届」と一緒に提出する「事業開始等申告書」
個人事業主になる為には、開業届と一緒に提出する「事業開始等申告書」も必要です。
各都道府県の税事務所に独立を通知する書類で、開業届と似ていますが全く違う書類です。
こちらの書式や提出期限などは各自体によって異なるので、提出する際には注意しましょう。
BASEで得た収入を確定申告する際に必要な「所得税の青色申告承認申請書」
確定申告で青色申告にしたい場合、開業届と一緒に提出しなければならないのが「所得税の青色申告承認申請書」です。
確定申告には白色と青色の2種類があり、こちらの書類を提出しないと自動的に白色になります。
青色申告では節税ができたり、万が一赤字になっても3年繰り越すことができるなどメリットがあるので、これから個人事業を始める方は提出するのがいいでしょう。
事業によっては他の書類などが必要になる場合もあるので注意してください。
個人事業主として活動するハンドメイド作家などが確定申告する際の流れ
ハンドメイド作家などの個人事業主が、確定申告をする際の流れを解説します。
初めて申告をする方は、参考にしてみてください。
確定申告書を会計ソフトなどで作成し必要な項目を記入する
確定申告の書類は国税庁のホームページにアクセスすると作成できます。
また、エクセルや会計ソフトなどでも作成できるので、下記で紹介するソフトを利用してみてください。
必要な項目を確定申告書に記入する際、記入例などは国税庁のホームページなどで見ることができるので確認してみましょう。
自分で作成するのが難しい場合は、税理士に依頼することも可能です。
初めて確定申告をする方は、事前にどの方法で作成するか決めておきましょう。
個人事業主が確定申告に必要な源泉徴収票などの書類を準備する
確定申告書の他に、経費の領収書や報酬支払い調書、源泉徴収票などを準備しなければなりません。
確定申告の際に慌てないよう領収書などの保管場所は決めておき、日頃から無くさないよう注意しましょう。
確定申告書を税務署へ提出し納税をする
作成した確定申告書はプリントアウトしその他の書類が揃ったら、税務署の窓口に持っていきます。
ハンドメイド作家で小さなお子さんがいる方などは、郵送がおすすめです。
確定申告の期限は、毎年2月から3月15日付近なので必ず期限内に提出しましょう。
期限を過ぎてしまうと、上記で解説したペナルティがあるので注意してください。
必要な書類などが提出できたら、最後に納税をします。
口座振替や現金での支払いができるので、自分の納税しやすい方法を選び支払いを済ませてください。
確定申告はこのような流れで行いますが、初めて申告する方は時間がかかってしまうので、12月くらいから徐々に準備を初め、翌年の2月から3月に間に合うよう時間に余裕を持って進めましょう。
BASEなどを利用する個人事業主が簡単に確定申告できる会計ソフトを紹介
ハンドメイド作家など個人で販売をしている方は、経費の計算など時間がかかってしまう方も多いでしょう。
そこで、初めてでも簡単に確定申告ができる会計ソフトをご紹介します。
月額料などが安くBASEを利用しているハンドメイド作家におすすめな「freee(フリー)」
スマートフォンアプリでもある「freee」は口座との連携ができ、仕入れなどの際帳簿に記入しなくても簡単に管理できます。
さらに、請求書や見積書などの作成も簡単なので、忙しい方にもおすすめの会計ソフトでしょう。
確定申告の際も質問に答えるだけで書類を作成でき、複雑な帳簿記入などもサポートが整っているので安心です。
1ヶ月間無料で試すことができるので、初めて会計ソフトを使用する方は体験してみるといいでしょう。
確定申告する際に個人事業主に人気のソフト「Money Forward(マネーフォワード)」
上記の「freee」と同じく人気の会計ソフトが「Money Forward」です。
月額料金が安く、わからないことがあってもメールやチャットでサポートしてくれるので、安心して使用できるでしょう。
データ連携機能がこちらもあるので、確定申告などの作業時間を省くことができます。
しかし、操作項目が多いので、記入する際に簿記の知識がないと複雑に感じるかもしれません。
BASEでハンドメイド販売を始めたばかりの方におすすめな最安値のソフト「弥生」
他の会計ソフトと比べて「弥生」は年間でかかる金額が安く、個人事業主などからも重宝されている会計ソフトです。
プランも3種類から選ぶことができ、ベーシックプランではメールなどのサポートが充実しています。
パソコンにインストールするタイプと、オンラインで操作するタイプがあり自分の利用状況で選択できるのも魅力でしょう。
さらに銀行明細やクレジットカードの取引データを自動で取り込むなど便利なシステムなので、初めて帳簿などをつける方にもおすすめです。
BASEの個人事業主が確定申告する際に使用する会計ソフトの選び方を解説
おすすめの会計ソフトをご紹介しましたが、次に選び方を解説します。
下記を参考にし、自分にあったソフトを選択してみてください。
初心者のハンドメイド作家などが利用しやすいようサポートがあるソフトを選ぶ
確定申告など帳簿をつけたことがない方は、会計ソフトにしっかりとサポートが付いているものを選ぶと良いでしょう。
経理に詳しい専門家が丁寧に教えてくれると、初心者でも安心して管理ができます。
会計ソフトのプランによって利用できるサポートが異なるので、申し込む際に間違わないよう注意してください。
初めて確定申告をする個人事業主でも操作しやすいソフトにする
帳簿は簿記の知識がないと、少々複雑な場合があります。
初心者でも時間をかけずに所得などの管理ができるよう、操作がしやすいソフトを選びましょう。
上記で紹介したソフトなどには無料で利用できる期間が設けられているので、1度操作をしてみて決めるのがおすすめです。
BASEでハンドメイド販売をする際に負担にならない料金の会計ソフトを選ぶ
個人事業主としてハンドメイド作品の販売を始めたばかりの方は、所得が安定していないので、月額料などを比較し負担にならない会計ソフトを選ぶのもいいでしょう。
しかし料金だけで選ぶと、操作してみて分かりづらいなど問題が出てきてしまうので、無料体験もしてみてから選んでください。
BASEでハンドメイド販売の際に開業届は必要?確定申告など解説まとめ
BASEなどネットショップを運営する際にも、開業届などの書類を提出する必要があります。
しかし個人事業主になると、これまで配偶者の扶養に入っていた方は抜けなければならないなどのデメリットもあるので、作品販売が軌道にのってきてから届出をするか検討するのがいいでしょう。
また、ハンドメイド作品を販売でき、所得が20万円以上の場合は確定申告をする必要があります。
初心者では帳簿のつけ方など難しい場合もあるので、上記でご紹介した会計ソフトを利用してみてください。
それぞれ個人事業主向けのプランが用意されているので、1度操作をしてみて自分にあったソフトを選択しましょう。
まだBASEに登録をしていない方は、30秒でBASEに登録ができるのでしておきましょう。
»BASEのアカウント開設はこちら